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「MIE SHINOBI GATHERS」──伊賀・名張から、バスケで夢をつかむ新たな挑戦

2025/05/10(土)

三重県伊賀市·名張市を拠点に、新たなバスケットボールチームが静かに歩みを始めました。その名も「MIE SHINOBI GATHERS(ミエ・シノビ・ギャザーズ)」。2023年12月に活動をスタートさせたこのチームは、単なる競技チームにとどまらず、「地域と若者の未来をつなぐ架け橋」としての役割を担うことを目指しています。

体験型イベントとして人気なフリースロー体験

忍者の地から生まれた、新しいバスケチーム

「SHINOBI」の名が示す通り、伊賀市といえば“忍者のまち”。この歴史的·文化的なアイデンティティを活かしながら、バスケットボールを通じて地域を盛り上げようというのが、MIE SHINOBI GATHERSの構想です。「バスケが好きな若者たちが、夢中になり活躍できる場所を地元につくりたい」 そんな想いから生まれたチームは、自治体や地域の企業の協力を得ながら、少しずつ活動の輪を広げています。

バスケはバスケでも、3人制──「3x3(スリーエックススリー)」

MIE SHINOBI GATHERSが取り組むのは、3人制バスケットボール「3x3(スリーエックススリー)」。近年、正式にオリンピック競技としても認められたこの競技は、従来の5人制バスケとはひと味違います。
半面のコートで、敵味方が一つのゴールを奪い合う。試合時間はわずか10分、21点を先取すればその時点で勝敗が決まるスピーディーでエキサイティングなスタイルです。
MIE SHINOBI GATHERSは、この3x3を主戦場とし、国内のプロリーグ「3x3UNITED」へ参戦。スピードと戦略、個の力が問われる舞台で、日々研鑽を積んでいます。

ハーフコートを観客が囲って応援するスタイル

「GATHERS」に込めた想い──精鋭がこの地に集う

チーム名にある「GATHERS」は、「集まる」「結集する」という意味。そこには、“SHINOBI”=精鋭たちが伊賀・名張の地に集い、力を合わせて世界へ挑戦していく──そんな想いが込められています。
2025年5月1日時点で、男女総勢14名の選手が在籍。男女ともに世界大会出場を目指し活動しています。伊賀市・名張市から日本を飛び越え、世界で活躍するプロチームが誕生するとワクワクしますね。

地元の子どもたちが憧れる存在に

チームを運営するのは、一般社団法人GATHERSという非営利団体。「地域を盛り上げるために、子どもたちの笑顔のために」。そうした想いのもと、単なる競技活動にとどまらず、地域のイベント参加、地元学校との連携、ジュニア向けクリニックの開催など、地域に根ざした取り組みを重ねています。
MIE SHINOBI GATHERSが目指しているのは、「地域とともに育つチーム」。
「勝つ」ことだけを目的とするのではなく、地域の人々と共に歩み、地元の子どもたちが「あのチームに入りたい」と憧れるような存在になることを大切にしています。

現役選手が自ら指導するという、なんとも贅沢なバスケスクール

地元開催のホームゲーム、ついに実現へ

そして2025年、MIE SHINOBI GATHERSは男女ともにプロリーグへのレギュラー参入が決定。さらに、8月には伊賀市内でのホームゲーム開催も予定されています。
地元での基盤づくりを最優先に、認知拡大の活動にも力を入れており、各所にてバスケットボール体験やクリニックを開催しています。大人も子供も楽しめるコンテンツとして、各企業からの出展依頼も増えてきているとのこと。ぜひ地元プロスポーツチームをみんなで応援しましょう!

この記事を読んで、「応援してみたい」「ちょっと気になる」と思ってくださった方は、ぜひSNSのフォローをお願いします。皆さんの応援が、選手たちの背中を押し、地域を盛り上げる大きな力になります。

公式情報

三重から世界へ。
MIE SHINOBI GATHERSの挑戦は、まだ始まったばかりです。

Photo by INFIELD

この記事を書いた人

三重県伊賀市を拠点に活動するフォトグラファー。
プロ3人制バスケットボールチーム「MIE SHINOBI GATHERS」のオフィシャルフォトグラファーとして、選手たちの熱い瞬間を撮影しています。
スポーツに限らず、地域のイベント行事、飲食店の魅力を伝える撮影、スタジオでの人物撮影など、幅広いジャンルに対応。
その日、その時にしか存在しない“一瞬の輝き”を、写真というカタチで記憶に残すことをモットーに活動しています。